ちゃんと見てて、さよなら

わたしの寂しさはどこまで続くんだろう。彼氏がいても、他の人と寝ても、元彼と電話しても埋まらなかった。寂しさが体中を巡って飽和して涙が出てくる。ああ、わたし愛されたかった。

男ばかり出てくるあの子のSNSもナンパされちゃうのって言うあの子も痴漢されたことない人っているの?って笑うあの子も気持ち悪いけどわたしだって男にとらわれてばかりで判断基準にしてしまう。こんなとこから生まれるのは寂しさというほど綺麗なものじゃない。悪口と自分のこと嫌いだった思うこと。

わたしのことが好きで好きでたまらないっていうエネルギー、泣かせてくる他の男なんか殴ってやるっていうエネルギーがあればわたしの寂しさはやっと全部出し切るんだ。考えるだけで涙が出そうになる。わたしを馬鹿にしたやつのこと殴ってほしかった、寂しさを埋めるために馬鹿なことばかりするわたしを大丈夫って抱きしめてほしかった。

やっぱりちょっと嫌いかも

2年前教師になりたい一心で大学受験を諦めずに頑張ったのに今のわたしは授業が面白くないからと教職課程をやめた。2年前っていうと20年しか生きてないなかでは大きいような小さいような。わたしにとっては最近だった。だから2年でこんな変わるんだと驚いたし、人間こんなもんでいいんだと答えを出してしまった。そのくらいこの2年、いろいろあった。大学入ってからできた女友達にはほとんど裏切られて、共学ではどんなふうに立ち振る舞わなきゃいけないか知った。変わらないのは彼氏くらいで、これからもずっと一緒にいたいし結婚もしたい。でも、あんなに教師になりたがっていた自分がいまじゃなりたくないと思うから、今の彼氏のこともいつかはもういいって思う瞬間が来るんだと思う。

自分でこうやって何か諦めたような、今のうちだけだよっていう一言がついてくるようになってきたのは良いことなのかよくわからない。いつだってずっと同じものを大切にしてうまくいかないと自分のせいにしてきた。大人にそう言われてるのだって一番嫌ってたのにその一言で今はちょっと安心する。

履けられなくなった靴が捨てられないみたいな人間関係しかできなかった自分をやめられそうな気がする。

 

わたし、ちょっと幸せだよ

今読んでる本はナラタージュだ。彼氏とその映画を見に行って雰囲気が気に入ったから本を買ってみた。今日はトートバッグでもうすでに荷物で中身はパンパンなのに、香水やメイクポーチや筆箱と同じように本を急いで入れた。

イライラしているとき本を読むと落ち着く。目の前で活字を追っていけばストーリーが浮かんできて違うことを考えられるからだ。何にイライラしているかは忘れられないけど気分転換にはなる。

朝起きたら元気がなくてイライラしていた。夢のせい。思い出せるのはそれくらいで、夢に出てきたのは初恋の人と、男友達だ。彼氏は夢に出て来なかった。初恋の人はわたしのことが好きで手を繋いでいたら、わたしに彼氏がいることを知って怒ってしまう。そのときわたしは最低なことに彼氏があることを隠そうとして夢くらい気にしないでいたい!って思っていた。男友達が出てきたとにはその人とキスしていた。

たぶん昨日遊びたかったのにデートしてもらえなかったから寂しくて夢の中で遊んだんだ。自分のこと好きってわかってる人を狙って。わたしの寂しいはあなたがいなくて寂しいじゃなくて誰かに構ってもらいたいだけだ。明日も会えると彼氏になだめられたときそうじゃないと強く思った。ただ彼氏がいるから他の人と遊べなくて寂しさにも付き合ってほしいと思ってしまった。そして夢の中くらい男の人と遊びたいというのが本音だ。

付き合うのが向いてないのかもしれない。あなたじゃなくてもいいとは思わないけど、相手してくれないなら他の人でもいいって投げやりになる時がある。そんなことをしたら、わたしはずっと寂しい水溜に浸かって抜け出せないのはわかってる。彼氏といるときはその水溜を踏まないようにあっちに行ってこっちに行ってを繰り返せる。

わたしはあなたがほしいと強く思える日まで、強かな心を持つにはどうしたらいい?

いいこになる法則

自分に子どもができたら、優しい子に育ってほしいと思ってた。気を遣えて、他人を思いやれる、優しい子に。でも、優しい人って不幸だ。出だしが間違えて進んで行ったら、合わない歯車がいつまでも動き続ける。そうしなければいいのに、って思うことは少なくてそうするしかなかったことなのに上手くいかない。選択肢はいくつもあって一つ選べって言われて選べなくて選択肢を作り出すことだって優しい人にもある。自分のこと大切にできるときもあるけどきっと他の人と比べたら少ないほうだ。悲しくてつらいっていう言葉がしっくりくるときが多いほうの人たちだ。

坂元裕二脚本のドラマを見ていると、そのことをよく考える。そのドラマに出てくる人はみんは優しい人で不幸なことがあって悪い人になってしまう。登場人物はナイフの刃の方を手に持って歩き続けているような人たちだと思う。ずっと握ってて血だらけになる心に見てるこっちが悲しくなる。

自分でいうのもなんだけど、わたしは優しい人だ。よく言われる。優しくて平凡で不幸はそんなに起きないけど良いことも起きない。自分で優しい自分が嫌になるときもある。そういうときにそのドラマを見ると救われた気になる。こうやって生きててもまあいいかなって思える。結局優しい人たちが集まって歯車はそのまま回っていく。それでもいい。このままでいよう、優しいままでいよう。

anoneが終わってさみしいしまた自分のこと嫌いになるかもしれないけどこれを読んで元気を出そう。

 

坂元裕二脚本のドラマに出て来た思い出した言葉

正論って人を傷つけるんだよ

セーラームーンの緑の話

多数決をしたら少ない方で、つぎも多数決したらまた少ない方になると思います、それでもぼくはそっちにいます

ずっと誰かに話したかった

 

君がバクになって悪い夢を食べてくれたから、君は夢に出てこないね

しない後悔よりする後悔。今日わたしはする後悔をした。その分傷ついた。またやっちゃった、っていう後悔。した分だけぐさぐさ刺さる。しない後悔だったら傷つかなかったと思う。外に出なかったら転んで血が出ることもなかったみたいな感じ。どっちがよかったかなんてやっぱり決められない。
ちょっと大変なことくらいだったら彼と長く一緒にいられるほうを選ぶ人間だから、どっちでもいいよと言われると悩んでしまう。悩んでる理由はもっと一緒にいたいから、抱きしめてほしいからと自分のしたいことが出てきてしまう。こっちの方が長く一緒にいられるの。そう言われた選択肢を選ばないような彼氏じゃないからわたしの気持ちを優先して行動してくれることがほとんどだ。今日は抱きしめてほしいかったから遠回りをして駅で別れた。
今日した、する後悔。
抱きしめてほしかったって名残惜しくばいばいできる彼女のほうが可愛げがあっていいのだろう。またやっちゃった、なんて可愛くない。
いつも欲しがって欲しがって犬みたいに吠えてるだけで静かにしているだけの幸せを知らない子どもだ。わたしからいかなくても平気よって余裕を持って生きていけるようになるには何万年もかかる気がする。何万年後にはお互い消えちゃうのに。

わたしたち違う人間になりたかった

あの歌は好きだけどわたしはいつもこれとは真逆のことを思う。同じだったら、同じ人間だったらうまくいくのに、言葉にできないことも少しは通じてごめんねの回数も少なくなったのかなって。それでもあの歌が好きなのはきっとそっちの方がいいのかもしれないってなんとなく感じるから。違う人間のままでいいのかもしれない。このままでごめんね、このままでありがとう。

 

ごめんね/ふくろうず

どきどきして嫌いになった

好きなところは爪の形、長くて上を向いた睫毛、大きな目。嫌いなところは子どもっぽいところ、すぐ怒るところ、太ってるところ、すぐ泣くところ、何でもすぐに言ってしまうところ、うまく話せないこと。

小さい子みたいだね、と言われることが多くなった。小さい子みたいな良い感性を持っているだけならいいけど、悪いところばかりあって、みんないつの間にか成長していて、わたしは今まで何もしてこなかったから成長しなかった気がして、頑張って生きてるけどそんなこと声を大にして言っても誰にも届かない、届かないってやっとわかった。

はっきりとは言えないけど心の中で彼氏とうまくいってない気持ちがあってそれはきっかけがあったから。わたしの嫌なところを初めて言われた。それで落ち込んでるのもあるしこれからは気をつけようって前向きな気持ちもある。嫌なところは前のことだった、あのときすごく大丈夫だよって言ってくれたのに。さっきのわたしの行動ももしかしたら嫌だったのかもしれない、あんなに笑ってたのもほんとは違ったのかもしれない、嘘もほんともないんだよ、と教えてくれたのは彼氏だけどどっちもちゃんとあるよね、どれがほんとかわからない、そう探っていかないといけないのもどんどん心が死んでいく、会いたくないと思った。

傷ついた分誰かを傷つけたくなるような悪い子だから、嘘もほんとも信じられない子だからみんなの前からふらっと消えちゃいたい。

死ぬんじゃなくて消えてみたら?

アズミ・ハルコは行方不明を見たら、そんなことを言ってた。今日はふらふらしたい気分だ。学校に行きたくない。

まぶたのうら、眩しい

首を左に傾けたとき違和感がして、試しに右に傾けてみたらしっくりきた。知らない間にいつも右に傾けてたんだ。なんだろう。目をつぶって首を右に傾けてみたらいつもその体勢で寝てることを思い出した。

 

あともう一つ思い出したのはあなたでした。あなたの広い肩と硬い髪とあなたのにおいがする首元。

 

彼の右耳には水が溜まっていて聞こえづらくなっている。だからわたしは彼の左隣にいつも座っていて、そのせいで自然に右に向くことがなったのかもしれない。

自然に。自然になるくらい、身体が右に傾くことに慣れるくらい、彼と一緒にいるんだ。そのことを身体が覚えているのは恥ずかしいような、うれしいような、やっぱり幸せって感じがして忘れないように書き出した。

歪んじゃうといけないからたまに左に傾けておかなきゃね。