昨日はごめんね

部屋にある光を探したら、オレンジの電気(真っ暗の一個手前)と起動しているエアコンの光だけだった。探すほどでもないし、ぼんやり上を眺めて、あっ、って言うほどでもなかった。

文学作品じゃなくても文学的な視点を持てばその本は文学作品になるって中学生のとき先輩に教わった。かっこいい。ちゃんと探せばいくらでも見つかるものはある。数えてたら意外と多いこともあるかもしれない。おやつを食べた回数とか明日頑張ろうって諦めた回数とか。

見透かされる瞬間ってあんまりないから気づかないうちにへらへらして探さないで数えないで毎日を過ごすうちに死にたくなってベッドに張り付いてとりあえず美白になりたいからオレンジジュースを寝る前に飲むのがいまのわたしの生活。

今からでも探してみて、光も希望も絶望も間に合うならちゃんと手に取って、あっ、って言わなくちゃ。わたしのこと、ちゃんと見てあげなくちゃ。