魔法使いができないこと

好きな男の子と一緒にいるところを想像するとわたしはしゃがんでいて彼を見上げている。

他にも好きな人たちや会いたい人たちと一緒にいるのを想像すると泣いている。

 

どうしたの

なんでかわかんない、わかんない

 

実際は外で会ってるから泣かないように頭の中は設定されてて泣かないけど、きっと何かの弾みがあれば泣くと思う。泣かないでって言われた時、泣きそうになったのはその証拠。

溜まってるのはいいこともいやなこともあって消化できずにいるから、自分は一回り大きくなってる。成長した意味の一回りじゃない。消化して吸収していらないものは捨てて生きていきたいのに難しい。

いつも口から出まかせばっかりしゃべってるってYUKIは歌ってて最近のわたしだと思った。物事だけ増えて心はからっぽなまま何を聞かれてもうそを並べるしかない。ほんとのことは溜まってるもののせいで見えなくなった。

とんとん拍子に最近はいいことが続いていくけどまた溜まっていくのはいやだ。ちゃんと自分のものにしよ、ちゃんと生きよ。