君がバクになって悪い夢を食べてくれたから、君は夢に出てこないね

しない後悔よりする後悔。今日わたしはする後悔をした。その分傷ついた。またやっちゃった、っていう後悔。した分だけぐさぐさ刺さる。しない後悔だったら傷つかなかったと思う。外に出なかったら転んで血が出ることもなかったみたいな感じ。どっちがよかったかなんてやっぱり決められない。
ちょっと大変なことくらいだったら彼と長く一緒にいられるほうを選ぶ人間だから、どっちでもいいよと言われると悩んでしまう。悩んでる理由はもっと一緒にいたいから、抱きしめてほしいからと自分のしたいことが出てきてしまう。こっちの方が長く一緒にいられるの。そう言われた選択肢を選ばないような彼氏じゃないからわたしの気持ちを優先して行動してくれることがほとんどだ。今日は抱きしめてほしいかったから遠回りをして駅で別れた。
今日した、する後悔。
抱きしめてほしかったって名残惜しくばいばいできる彼女のほうが可愛げがあっていいのだろう。またやっちゃった、なんて可愛くない。
いつも欲しがって欲しがって犬みたいに吠えてるだけで静かにしているだけの幸せを知らない子どもだ。わたしからいかなくても平気よって余裕を持って生きていけるようになるには何万年もかかる気がする。何万年後にはお互い消えちゃうのに。

わたしたち違う人間になりたかった

あの歌は好きだけどわたしはいつもこれとは真逆のことを思う。同じだったら、同じ人間だったらうまくいくのに、言葉にできないことも少しは通じてごめんねの回数も少なくなったのかなって。それでもあの歌が好きなのはきっとそっちの方がいいのかもしれないってなんとなく感じるから。違う人間のままでいいのかもしれない。このままでごめんね、このままでありがとう。

 

ごめんね/ふくろうず