見つけてあげる、待ってて

こんなにも脆くなるなんて、久しぶりに思い出した。

夢で、初恋の人に会った。修学旅行みたいに、学年で遠出をしていて大きなリュックを背負って移動していた。列を外れると彼が何か眺めているのを見つけた。呼びかけると彼がこっちを振り返る。見つけられたという感覚。わたしも彼を見つけたし彼はわたしを見つけた。ただ話してるだけなのに小さな感覚に襲われてそれだけでうれしくてわたしは彼氏をおいて彼と一緒にいた。

夢から覚めてもその感覚は消えなかった。起きてるいまわたしは誰にも見つけてもらえないのが悲しくて今日は彼氏とデートなのに家から出られなくなって遅刻した。頑張って外に出てみるけど急に泣きそうになった。新しい出会いがほしいのかもしれないし昨日の大きな低気圧のせいで弱くなってるだけかもしれない。ぐちゃぐちゃになった悲しい気持ちをいつもどうしていたか、どうしたかったか思い出せたら楽だけどそこまで昔の自分に戻れない。

昔よく聴いてた曲をリピートしてデートに向かう、いってらっしゃい。