自分に子どもができたら、優しい子に育ってほしいと思ってた。気を遣えて、他人を思いやれる、優しい子に。でも、優しい人って不幸だ。出だしが間違えて進んで行ったら、合わない歯車がいつまでも動き続ける。そうしなければいいのに、って思うことは少なくてそうするしかなかったことなのに上手くいかない。選択肢はいくつもあって一つ選べって言われて選べなくて選択肢を作り出すことだって優しい人にもある。自分のこと大切にできるときもあるけどきっと他の人と比べたら少ないほうだ。悲しくてつらいっていう言葉がしっくりくるときが多いほうの人たちだ。
坂元裕二脚本のドラマを見ていると、そのことをよく考える。そのドラマに出てくる人はみんは優しい人で不幸なことがあって悪い人になってしまう。登場人物はナイフの刃の方を手に持って歩き続けているような人たちだと思う。ずっと握ってて血だらけになる心に見てるこっちが悲しくなる。
自分でいうのもなんだけど、わたしは優しい人だ。よく言われる。優しくて平凡で不幸はそんなに起きないけど良いことも起きない。自分で優しい自分が嫌になるときもある。そういうときにそのドラマを見ると救われた気になる。こうやって生きててもまあいいかなって思える。結局優しい人たちが集まって歯車はそのまま回っていく。それでもいい。このままでいよう、優しいままでいよう。
anoneが終わってさみしいしまた自分のこと嫌いになるかもしれないけどこれを読んで元気を出そう。
坂元裕二脚本のドラマに出て来た思い出した言葉
正論って人を傷つけるんだよ
セーラームーンの緑の話
多数決をしたら少ない方で、つぎも多数決したらまた少ない方になると思います、それでもぼくはそっちにいます
ずっと誰かに話したかった