いらなかったものを返して

お腹が痛い。食あたりだと思ったら家族でそうなったのは自分だけだったから、一昨日吐いたのもストレスからなのかもしれない。久しぶりに絶望している。大丈夫、と言ってくれる人がずっとほしかったのに、簡単に手離した。答えが何かわかってないのに探してるからずっとそのままなんだよ。年下の彼にそう言われたときピンとこなくて苦笑いをして誤魔化した。今なら、そのときのわたしにとって的確な言葉に思える。相変わらず答えはわからないけれど。ほしいものだって、あの人から遠ざかってみるとがらくたに見える。こんな状況になって一人の時間が増えてわかったことが正しいことなのかもしれない。人といて紛らわしていたらことが浮き彫りになって逃げていた分が攻撃してくる。自業自得。わたしが積み重ねていたものは全部脆かった。あの人のことも仕事のことも頑張ったつもりだった。うまくいなくてもいいように壊したのは自分なのに。大事にしようといてものは初めから壊れていたんだ。がらくたに囲まれてうずくまることしかできない。フローリングの床が冷たくて痛い。涙が止まらない。